ネタ

サンシャイン池崎のものまねをした人たち|斎藤工からSiri、CMまで

俳優、CM、そしてスマートフォン

中央の破線を挟んで、左に本人、右に真似をする人が同じポーズで立っている図

池崎さんのネタは、本人が舞台に立っていない場所でも何度も演じられてきました。 2016年の大晦日には俳優が、2017年にはスマートフォンの音声アシスタントが、 2025年にはテレビCMが、それぞれのやり方であの叫びをなぞっています。 この記事では、確認できた事例を年ごとに並べ直しました。 なぜ真似されるのかという部分は、ファンの立場から勝手に考察してみます。※ 読み解きの部分はご本人が語った意図ではなく、いち視聴者としての読み取りです。

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サンシャイン池崎のものまねは、誰がやってきたのか

左から俳優・スマートフォン・テレビ画面が並び、それぞれから同じ形の吹き出しが出ている図

池崎さんのネタは、ご本人が舞台に立っていない場所でも繰り返し演じられてきました。 俳優が番組の中で演じ、スマートフォンが音声で返し、CMが商品の宣伝として使う。同じ形の芸が、まったく違う場所で何度も現れています。 この記事では、年月と出典が確認できた事例だけを順に並べていきます。

1-12016年の大晦日に広がった

大晦日のカレンダーの上でテレビ画面が光っている図31

最初の大きなきっかけとして語られるのは、2016年12月31日の出来事です。 年越しの特番の中で、俳優の斎藤工さんが池崎さんのネタを演じました。

このときの反響については、当サイトのブレイクのきっかけを扱った記事でも触れています。本人が出ていない場面で名前が広がったという、 ものまねの話としては少し変わった始まり方でした。

1-2CMでオマージュされたこともある

着ぐるみを着た人物が口を大きく開けて叫び、まわりに落ち葉が舞っている図

時代が下って2025年10月には、飲料のCMの中で俳優の神尾楓珠さんが同じ形の叫びを見せています。 こちらはご本人の口から「オマージュ」という言葉が出ていて、 元があることを隠さない作りになっていました。

テレビCMは秒数が短く、その中で誰の何を借りているかが伝わらないと成立しません。 説明なしで通じる形になっていた、ということかもしれません。

1-3スマートフォンまで真似をする

スマートフォンの画面から音の輪が広がっている図

さらに2017年には、iPhoneの音声アシスタントであるSiriがサンシャイン池崎さんのネタらしい応答を返す、という話題が広がりました。 人ではなく機械が演じた例です。

このときは同じ時期に流行っていた他の芸人のネタも並んでいて、その年の「みんなが知っている形」として扱われていたことが分かります。

1-4この記事で扱うこと

枠の内側だけが明るく塗られ、外側が暗く残されている図

この記事で並べるのは、他の人が池崎さんを演じた事例のほうです。 自分でやってみたい人向けのコツは別の記事にまとめてあります。

日付と出どころが確かめられたものだけを扱い、噂として流れているだけの話は入れていません。 事例そのものは事実として書き、そこから何が見えるかという部分は考察として分けて書きます。

2016年12月31日|斎藤工さん

年越しの特番の中で演じられた「サンシャイン斎藤」。ご本人が出演した同じ回の中での出来事でした。この放送のあと、サンシャイン池崎さんの名前が一気に広がったと語られています。当サイトでは、ブレイクのきっかけを扱った記事でも取り上げました。

2017年9月|Siriの応答

iPhoneの音声アシスタントに「ものまねして」と話しかけると、ネタらしい返事が来ることがある、という話題です。人ではなく機械が演じた例で、同じ時期に流行っていた他の芸人の言い回しと並んで紹介されていました。

2025年10月14日|神尾楓珠さん

飲料のテレビCMで、着ぐるみ姿の俳優が大声を出しました。演じた側が「オマージュ」という言葉を使っていて、借りていることを隠さない作りになっています。この記事で扱う3件のうち、いちばん新しい事例です。

02

2016年12月31日|俳優が演じた「サンシャイン斎藤」

大晦日の夜、テレビ画面の中で人物が両手を広げて叫んでいる図201612/31

池崎さんのものまねの話をするとき、最初に出てくるのが2016年の大晦日です。 年越しの特番の中で俳優の斎藤工さんが演じた「サンシャイン斎藤」は、本人ではない人がやったことで広がったという点で、少し珍しい事例でした。

2-1年越しの特番での場面

舞台の上で人物がスポットライトを浴びて立っている図

この日の放送では、池崎さんご本人も番組に出ています。 その後の場面で斎藤工さんが同じネタをなぞる、という流れになりました。

元をその場で見せてから別の人がやり直す形は、見ている側にとって分かりやすい並びです。元と真似が続けて置かれたことで、形の面白さが際立ったのかもしれません。

2-2本人がいない場所で名前が広がった

中央の点から外へ向かって波紋が広がっている図

放送の翌日以降、検索やSNSでサンシャイン池崎さんの名前が一気に増えたと語られています。 演じたのは別の人なのに、話題が向かったのは元のほうでした。

真似は、元がなければ成立しません。だからこそ真似が広がると元にも人が流れる。 そういう働き方をした例に見えます。

2-33年後に語られた「疲れたくない」

マイクの前で人物が肩をすくめて笑っている図

あの大晦日から3年が経った2019年12月、斎藤工さんはあらためてこのものまねについて聞かれています。 そこで返したのが「もう歳も歳なので、疲れたくない(笑)」という言葉でした。

冗談まじりの受け答えではありますが、やってみて体力の要る芸だと分かっていたことがうかがえます。 外から見て簡単そうに見える形が、実際にはそうでもない。その一端が出た場面かもしれません。

2-4一度きりで終わらなかった

同じ形のマークが年を追って3つ並んでいる図201620172025

この年の出来事だけで話が終わっていれば、当時の流行として片づけられたと思います。 実際にはその後も、別のかたちで演じられ続けました。

次の章からは、2017年と2025年の事例を順に見ていきます。9年近く離れた出来事が同じ形でつながっているところが、この話の面白い部分です。

この出来事が特別だったところ

ふつう、ものまねは「よく知られている人」を対象にします。知らない人を真似しても伝わらないためです。ところがこのときは順番が逆で、真似のほうが先に届き、そこから元をたどる人が出ました。まだ全国的には知られていない芸人の形を、大きな番組が扱ったことになります。

あわせて読みたい

この大晦日を含めたブレイクの流れはブレイクしたきっかけの記事に、斎藤工さんとの関わりそのものは共演の記事にまとめています。この記事では、あくまで「演じられた事例のひとつ」として扱いました。

03

2017年9月|Siriが返した「空前絶後の」

スマートフォンに話しかけると、画面から吹き出しが返ってくる様子の図

2016年の大晦日から9か月ほど経った2017年9月、 今度は人ではないものがサンシャイン池崎さんのネタを演じました。 iPhoneの音声アシスタント、Siriです。機械の返事として組み込まれるほど広く知られていたことを示す事例でした。

3-1「ものまねして」と話しかけると

吹き出しの中にマイクのマークが入っている図

モデルプレスの記事によれば、Siriに「ものまねして」と話しかけると、いくつかの応答のうちのひとつとして 池崎さんのネタらしい返事が来ることがあったといいます。

「空前絶後の」から始まり、自分を音声アシスタントだと名乗り直したうえで、 最後は叫んで終わる。形をそのまま借りて中身だけ入れ替える作りになっていました。

3-2同じ時期の芸人たちと並んでいた

4つの吹き出しが横一列に並んでいる図

このとき話題になったのは池崎さんの分だけではありませんでした。 同じ記事では、平野ノラさん、ブルゾンちえみさん、オードリー春日さん、ピコ太郎さんの 応答も紹介されています。

いずれも当時よく耳にした形ばかりです。その年に誰もが知っていた言い回しの一覧のようになっていて、 そこに並んでいたという事実自体が、広まり方を示しているように見えます。

3-3機械にも真似できる形だった

歯車の中から音の波が出ている図

音声アシスタントが返せるということは、 文字に起こせて、決まった長さで言い切れる形になっているということでもあります。

抑揚や表情が要る芸だと、こういう形にはなりにくいはずです。言葉の並びだけでも成立する部分がある。 そこが機械に載せやすかった理由なのかもしれません。

3-4毎回は返ってこなかった

3つの吹き出しのうち1つだけが色付きで、残りは空になっている図

同じ記事には、話しかけても断られることがあると書かれています。 必ず出てくるわけではなく、たまたま当たると出る、という扱いだったようです。

出るかどうか分からないからこそ、当たったときに人へ伝えたくなる。確実でないことが話題を広げた面もあったように思います。

同じ記事に並んでいた顔ぶれ

モデルプレスの記事では、池崎さんのほかに平野ノラさん、ブルゾンちえみさん、オードリー春日さん、ピコ太郎さんの応答が紹介されていました。2017年という年に、どの言い回しが「説明なしで通じる形」だったのかが見える並びになっています。

いま同じことができるとは限らない

音声アシスタントの応答は、更新のたびに中身が入れ替わります。2017年に話題になったやりとりが、いまも同じように返ってくるかどうかは確かめられませんでした。ここでは「当時そういう話題があった」という記録として扱っています。

04

2025年10月|CMでオマージュされた叫び

秋の公園で着ぐるみを着た人物が両手を広げて叫び、落ち葉が舞っている図

2025年10月14日から放送された飲料のCMで、俳優の神尾楓珠さんが着ぐるみ姿で大声を出しました。ご本人が「オマージュ」と明言している点で、 これまでの事例とは少し性質が違います。

4-1ピルクル免疫スタイルの「叫ぶ篇」

飲料のボトルの横で人物が口を開けている図

配信された記事によれば、CMは「ピルクル免疫スタイル」という商品のもので、 2025年10月14日から放送が始まりました。

落ち葉の舞う公園で、着ぐるみを着た神尾楓珠さんが 「こぉぉぉれから受験のご家族に、ピルクール!」と叫び、 さらに「メーンエーキ! スターーイル!」と重ねる、という内容です。

4-2本人が語った「オマージュ」という言葉

大きな引用符の中に文字の行が入っている図

神尾さんはコメントの中で、「今回はサンシャイン池崎さんのネタをオマージュしてやらせていただきました」と話しています。

借りたことを最初に言ってしまう形です。 誰の何なのかを隠さないので、見る側もどこを楽しめばいいのかが分かりやすい。 真似の見せ方としては丁寧なやり方だと思います。

4-3「うるさすぎる」という声も出た

大きな音の波と、それを避けるように耳をふさぐ手の図

一方で、放送後には「うるさすぎる」という反応もSNSに出たと報じられています。 クールな役柄の印象がある俳優が叫ぶ、という落差が強く出た結果のようです。

サンシャイン池崎さんご本人の芸についても、同じ言葉が向けられることはあります。音量が大きい芸は、好き嫌いがはっきり分かれる。 その性質まで一緒に借りた形になったのかもしれません。

4-4芸のかたちが借りられるということ

型抜きの型と、そこから抜かれた同じ形が並んでいる図

2016年は番組の中の遊びとして、2025年は商品の宣伝として。 同じ形が、まったく違う目的で使われました。

使い道がここまで変わっても元が分かるということは、形そのものに名前が結びついているということだと思います。 芸の名前ではなく、形が記号になった状態に近いのかもしれません。

2016年と2025年で違うところ

2016年は番組の中の遊びで、その場のおかしさが目的でした。2025年は商品を覚えてもらうための宣伝です。後者では、借りたことをコメントではっきり述べています。仕事として使う以上、どこから借りたのかを示す必要があった、ということかもしれません。

9年という間隔について

流行りの言い回しは、数年で通じなくなることが多いものです。2017年に並んでいた他の芸人の形が、いま同じようにCMで使われているかというと、そうでもありません。この形だけが9年後にも通じたという事実は、それ自体が少し特別に見えます。

05

なぜサンシャイン池崎のネタは真似しやすいのか

同じ形のブロックが4つ並び、それぞれ中身の色だけが違っている図

ここからは考察になります。俳優も、CMも、機械までもが同じ形をなぞれたのはなぜか。 外から見て気づく範囲で、真似のしやすさにつながっていそうな部分を並べてみます。 ご本人が狙ってそうしたのかどうかは、確かめられていません。

5-1入り口の言葉が決まっている

同じ形の扉が3つ並び、どれも同じ取っ手がついている図

最初のひと言が固定されているので、そこさえ出せば「あれだ」と伝わります。 途中から始めても、終わりを変えても、入り口が同じなら元が分かる。

Siriの応答も、CMのセリフも、頭の言い回しだけは元のまま残していました。 替えていい場所と替えられない場所が、はっきり分かれているように見えます。

替えられない部分が短いことも効いていそうです。長い決まり文句だと、 覚え違いが起きたり、途中で崩れたりします。数秒で言い切れる長さに収まっているから、 子どもでも、機械でも、そのまま持ち出せる。演じる側の負担が小さい形になっています。

5-2見た目の情報が少ない

シンプルな衣装の輪郭だけが描かれている図

衣装の要素が少なく、色と形で覚えられます。 細かい小物をそろえなくても、雰囲気だけで伝わる範囲が広い。

2025年のCMでは着ぐるみを着ていて、衣装はまったく別物でした。 それでも元が分かったということは、見た目より声と間のほうが芯にあるのかもしれません。

Siriにいたっては、姿そのものがありません。音だけで通じたことになります。 衣装や小道具は、あれば分かりやすくなる補助であって、なくても成立する。 そういう作りだからこそ、映像でも音声でも文字でも持ち出せたのだと思います。

5-3途中でやめても形が残る

長い帯の一部分だけを切り取っても模様が読み取れることを示した図OK

最後まで通さなくても成立します。 CMは15秒ほどの中に収まり、Siriの応答も数秒でした。

長い芸だと、切り取ると何をやっているのか分からなくなります。どこで切っても同じ味がするところが、 短い枠で借りられた理由に見えます。

話の筋を追わせる芸だと、こうはいきません。前半を知らないと後半が分からないためです。 池崎さんのネタは、同じ調子の句が並ぶ構造になっていて、 どこから聞いても同じ勢いが返ってきます。切り取りとの相性が、はじめから良かったのかもしれません。

5-4誰がやっても元が分かる

体型も服装も違う3つの人型が、同じポーズをとっている図

俳優がやっても、機械が読み上げても、忘年会で誰かがやっても、元は同じだと分かります。 似ているかどうかより、形をなぞったかどうかで通じてしまう。

その代わり、上手い下手が出にくいとも言えます。誰でも入れる代わりに、極めるのは難しい。 そんな性質を持った形なのかもしれません。

借りられた部分と、借りられなかった部分

3つの事例で共通して残っていたのは、入り口の言い回しと、大声で言い切るという運び方でした。一方で、衣装も、長さも、後半の内容も、それぞれ別物になっています。どこを残せば通じるのかが、事例ごとに検証されてきたようにも見えます。

「真似しやすい」は褒め言葉なのか

真似しやすいというのは、裏を返せば単純だということでもあります。ただ、単純な形を10年以上あの熱量で出し続けることは、たぶん誰にでもできることではありません。形の単純さと、それを続ける難しさは、別の話として置いておきたいところです。

06

サンシャイン池崎のものまねについてよく調べられていること

大きな疑問符のまわりに、いくつもの小さな検索窓が並んでいる図

「サンシャイン池崎 ものまね」で検索すると、いくつか決まった疑問が並びます。 ここでは、確認できた範囲で答えられるものだけを短くまとめました。 分からないことは、分からないまま書いています。

6-1誰がものまねをしたのか

3人分の名札が縦に並んでいる図

記録として確認できたのは、俳優の斎藤工さん(2016年)、Siriの応答(2017年)、 俳優の神尾楓珠さん(2025年)の3件です。

このほかに、忘年会や余興で演じられている例は数えきれないほどあるはずですが、個々の記録は残りません。ここで並べたのは、報道として残っているものだけです。

6-2いつからものまねされるようになったのか

年表の線の上に最初の印が立っている図2016

広く知られる形になったのは2016年12月からです。 それ以前にも劇場では演じられていたかもしれませんが、記録としては見つけられませんでした。

そこから2025年まで、間隔は空きながらも続いています。9年にわたって使われ続けていることになります。

6-3本人はどう受け止めているのか

中身が空の吹き出しに疑問符が入っている図

ものまねされたことについて、池崎さんご本人がまとまった形で語った記録は、 今回は見つけられませんでした。

嫌がったという話も、喜んだという話も確かめられていません。分からない部分は、そのままにしておきます。

6-4ものまねと真似は違うのか

2つの円が少しだけ重なっている図

この記事では、他人が舞台や画面の上で演じたものを「ものまね」、 日常の場で楽しむものを「真似」として、ゆるやかに分けて書いています。

言葉の使い分けとして決まったものがあるわけではありません。やる場所と目的が違うので、気をつける点も変わってくる、という程度の区別です。

6-5いま見られる場所はあるか

再生ボタンの上に斜線が重なり、見られないことを示した図

放送済みの番組やCMは、いつでも見られるとは限りません。 配信が終わっていることもあります。

当サイトでは、動画そのものへの案内はしていません。公式が出している場所で探してもらうのが確実だと思います。

確かめられたこと

3件の事例について、いつ・どこで・誰が演じたのかは、記事や配信の記録から確認できました。神尾楓珠さんのコメントのように、演じた本人の言葉が残っているものもあります。この記事では、そこまでを事実として書いています。

確かめられなかったこと

池崎さんご本人が、演じられたことをどう受け止めているのか。2016年より前に劇場で真似されていたかどうか。そして、なぜ真似しやすい形になったのか。これらは記録が見つからなかったため、断定せずに書きました。

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真似される側から見えてくること

中央の形から複数の矢印が外へ伸び、その先に少しずつ違う形が置かれている図

ここまで3つの事例を見てきました。あらためて並べると、真似される側に何が起きているのかが少しだけ見えてきます。 ここもファンの立場からの読み取りです。

7-1型が固定されている芸は残りやすい

石に彫られた模様が長い年月を経ても残っている様子の図

毎回中身が変わる芸は、真似のしようがありません。 決まった形があるからこそ、他の人が持ち出せます。

そして持ち出されるたびに、元の形が確認されていく。真似が、記憶を上書きし直しているようなところがあります。

毎回違うことをやる芸人のほうが、器用に見えるかもしれません。 ただ、器用さは残りにくい。同じ形を出し続けるのは飽きられる危険を抱えた選び方ですが、 その代わりに覚えてもらえます。どちらが良いという話ではなく、性質が違うということだと思います。

7-2やる人によって別のものになる

同じ楽譜を3人が別の表情で演奏している様子を表した図

同じ形をなぞっても、俳優がやれば落差の笑いになり、 機械がやれば意外性になり、CMがやれば商品の印象になります。

元は変わっていないのに、置かれた場所で意味が変わる。形だけが旅をしているような見え方をします。

そして旅をした先での評価は、元の人には決められません。 面白がられることもあれば、うるさいと言われることもある。 借りられるということは、扱いを手放すということでもあるのだと思います。

7-3本人以外の場所で名前が動く

中央の人物がいない場所で、名札だけが動いている様子の図

2016年の大晦日がまさにそうでした。 サンシャイン池崎さんが出ていない場面で、名前だけが広がっていきました。

自分の手の届かないところで評判が動くというのは、良いことばかりではないはずです。それでも結果として、届く範囲は広がりました。

このとき効いたのは、演じたのが元とはまったく違う立場の人だったことかもしれません。 芸人が芸人の真似をしても、内輪の話に見えます。俳優が全力でやったからこそ、 お笑いを普段見ない人にも届いた。そんな面もありそうです。

7-49年経っても使われている

長い時間を表す砂時計の横に、変わらない形の印が置かれている図

2016年に話題になった形が、2025年のCMでもそのまま通じました。 流行として消えなかったということです。

この間も池崎さんは舞台に立ち続けています。元が現役であり続けたことが、形の寿命にも効いているのかもしれません。

真似されることの、良い面

演じられるたびに、元の形が思い出されます。テレビを見なくなった人にも、CMや配信を通じて届くことがあります。名前を知らない人が形から入って、あとで元にたどり着く。そういう入り方をした人も、たぶん少なくありません。

簡単ではない面

一方で、形だけが独り歩きすると「あの叫ぶ人」で止まってしまいます。実際にはネタの中身にも積み重ねがあり、声の使い分けも、猫との活動も、地元での仕事もある。真似が入口になる代わりに、そこで止まる人も出てくる、ということかもしれません。

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ものまねを見るとき、やるときに気をつけたいこと

注意を示す三角の標識と、その両側に置かれた本と人の輪の図

事例を並べてきましたが、真似には気をつけたい部分もあります。元があるものを借りているという前提だけは、 見る側もやる側も忘れずにいたいところです。

8-1ネタは池崎さん本人の著作物

台本の表紙に丸印がついている図C

ネタは芸人本人の作ったものです。 テレビやCMで演じられているのは、話が通ったうえでのことだと考えるのが自然だと思います。

個人が楽しむ範囲と、仕事として使う場合とでは、扱いが変わります。お金や宣伝が絡むときは、別の判断が要るということは意識しておきたいところです。

8-2場と相手を選ぶ

拡声器の前に「静かに」を示す標識が置かれている図

大声を出す芸なので、場所を選びます。 楽しんでもらえる場と、そうでない場があります。

2025年のCMに「うるさすぎる」という反応が出たことからも分かるように、受け取り方は人によって大きく違います。 そこは元の芸についても同じです。

8-3本人のものとして扱わない

2枚の名札のうち片方に「本物ではない」印がついている図

誰かが演じたものを、ご本人の発言や出演として紹介してしまうと話が変わります。 SNSでは、演じた側と元が混ざって伝わることがあります。

この記事でも、誰がやったのかを毎回書くようにしました。 そこを曖昧にしないだけで、余計な誤解はかなり減ると思います。

8-4元をたどって見てみる

枝分かれした線をさかのぼって根元へ戻る矢印の図

真似から入った人が、そのあと元の舞台を見に行く。 これがいちばん健やかな流れだと思います。

当サイトでも、ネタの中身や芸風そのものを扱った記事を用意しています。形だけでなく、中身のほうも見てもらえたらという気持ちで書きました。

この記事で気をつけたこと

ネタの全文は載せていません。事例の紹介に必要な範囲で、CMのセリフなど短く引用するにとどめました。また、誰が演じたのかを毎回書き、ご本人の発言と混ざらないようにしています。日付と出どころが確かめられなかった話は、そもそも扱っていません。

読む側としてできること

切り抜きで見かけたものを、そのままご本人の出演として広めない。演じた人の名前も一緒に覚えておく。それだけで、情報の流れはずいぶん整理されます。真似を楽しむことと、元を大事にすることは、両立できるはずです。

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もっと詳しく読むために|関連記事の案内

4枚の記事カードが並び、それぞれに見出しの線が入っている図

この記事では「誰が演じたか」に絞って書きました。別の角度から知りたくなったときのために、 関連する記事への入口をまとめておきます。

9-1自分でやってみたいとき

練習用のチェックリストが並んでいる図

忘年会や余興でやってみたい場合は、ネタを真似するときのポイントのほうが向いています。

見て気づく要素、やってみると難しいところ、 そして他人のネタを演じるときの心構えまで書いてあります。

9-2ブレイクの経緯を知りたいとき

階段状に上がっていく棒グラフの図

2016年の大晦日が、どうしてそこまで大きな出来事になったのか。 その前後の流れはブレイクしたきっかけの記事にまとめました。

賞レースでの結果や、事務所の大会での優勝など、ものまね以外の要素も並べて見ることができます。

9-3斎藤工との関係を知りたいとき

2つの人型のあいだに手紙が置かれている図

ものまねから始まった関係が、その後どう語られてきたか。斎藤工さんとの記事では、番組で語られた範囲だけを追っています。

仕事の上での関わりだけを扱う方針で書いた記事です。 私生活の話には踏み込んでいません。

9-4ネタの中身を知りたいとき

虫めがねで台本の文字を拡大している図

何を言っているのか、どの言葉がどこから来ているのか。セリフを解説した記事と全文の変遷を追った記事があります。

真似される形の中身を知ってから事例に戻ると、どこを借りているのかが見えやすくなると思います。

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まとめ|演じられることで、ネタは残ってきた

中央の星を囲むように、同じ形の小さな星がいくつも並んでいる図

池崎さんのものまねをたどってみると、 2016年から2025年までの9年間に、まったく違う場所で同じ形が現れていました。演じられ続けたことが、形を残してきたようにも見えます。

俳優が番組の遊びとしてやり、音声アシスタントが応答として返し、 CMが商品の宣伝として借りる。目的も場所もばらばらなのに、 どれも元が池崎さんだと分かりました。 入り口の言葉が決まっていて、どこで切っても同じ味がする。 そういう形だったからこそ、持ち出しやすかったのだと思います。

ただ、真似が広がることは、良いことばかりではないはずです。 本人のいない場所で評判が動きますし、 「うるさい」という評価まで一緒についてきます。 それでも9年経っていまも使われているのは、元がずっと現役でいたからではないでしょうか。

真似から入った人が、そのあと元の舞台を見に行く。 この記事が、その順番の役に立てばうれしいです。

参考サイト

この記事は、次のページで確認できた内容をもとに書きました。

当サイトはファンが個人で作っている非公式のサイトで、ご本人・所属事務所とは関係がありません。
記載の内容は2026年9月9日時点で確認できたものです。放送済みの番組やCMは、いま見られるとは限りません。
ネタの読み解きにあたる部分は、ファンによる個人的な考察です。

Q&A

この記事でわかること

サンシャイン池崎のものまねをしたのは誰?
記録として確認できたのは3件です。2016年12月31日の年越し特番で俳優の斎藤工さんが演じた「サンシャイン斎藤」、2017年に話題になったiPhoneの音声アシスタントSiriの応答、そして2025年10月のCMで叫んだ俳優の神尾楓珠さんです。
Siriがものまねをしたというのは本当?
2017年に、Siriへ「ものまねして」と話しかけるとネタらしい返事が来ることがある、という話題が広がりました。ただし話しかけても断られることがあったと報じられています。応答は更新で入れ替わるため、いまも同じかは確かめられませんでした。
CMでオマージュされたことはある?
2025年10月14日から放送された「ピルクル免疫スタイル」のCMで、俳優の神尾楓珠さんが着ぐるみ姿で叫んでいます。ご本人が「今回はサンシャイン池崎さんのネタをオマージュしてやらせていただきました」と話しており、借りたことを隠さない作りでした。

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